新宿での打ち合わせ終わり、茶道具店の青松園に寄ったら「中野会場行く方いらっしゃいませんかー出発しまーす」の声。
最初は聞き流していたのですが、しばらくしたらまたその声が。
欲しいものを買って、出入り口に貼ってあるチラシをみてようやく気づきました。
「秋の新古茶道具展示会」
15分に一回、新宿の店舗から会場までの送迎車が出ているらしく、その声かけだったようです。店員さんに聞いてみると、誰でも入れるとのこと。
時間は夕方4時頃、いつもだったらお隣の時屋でどら焼きとお抹茶をいただくところですが、
行ってみることにしました。
ただ、チラシには中野会場としか書いておらず、店員さんに聞いても「中野です」としか言われず、詳しくはわからないまま送迎車待ちの番号札を渡されました。
他にも待っていた方達と一緒に車に乗ると、気分は完全に闇取引です(健全です)。
大通りではなく細い裏路地をくねくね曲がりながら進むのは(恐らく信号や人混みを避けた最短距離)、取引場所をわからなくするため!?(Googleマップを見ればすぐに分かります)
とドキドキがとまりません。
「到着しました」の声で外を見れば、外壁に青松園の看板がかかった建物の前に着いていました。
こんなところにもあったのかと思い調べてみたら、新宿店は販売店舗、中野にあるのが本社、仕入部、茶室だそうです。
新宿店はところ狭しと、という感じで茶道具が詰め込まれた雰囲気ですが(それはそれで好き)
中野会場はまさしく展示会、美術品のように掛け軸や茶道具が置かれていました。
勢いで来ただけの、普段おうち抹茶を飲みたいだけで作法も裏表もわからない私にはおいそれと買えないなぁと思い見ていたのですが、レジ横にお盆がいくつか。
目星をつけて値段を聞くとなんと1000円!
木目の凹凸を出したゴツゴツとした手触りが面白くて、ちょうどいいサイズのお盆をずっと探していたので良い出会いでした。
この展示会は「春の新古茶道具展示会」「夏の〜」などと銘打って、定期的に開催されているようです。
今日までが前半戦、9月27日〜30日まで後半の会期が残っているので、気になる方はぜひ行ってみてください。